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ゲキシネ「蛮幽鬼」

Category: 舞台観劇  

banyuki_top.jpg脚本:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:上川隆也/稲森いずみ/早乙女太一/
堺 雅人/橋本じゅん/高田聖子/粟根まこと/
山内圭哉/山本 亨/千葉哲也 他

2009年秋に上演された劇団☆新感線「蛮幽鬼」を2010年ゲキシネとして劇場公開した作品が、今回レパートリー上映として期間限定で公開されたものを観に行って来ました。
本当に・・新感線の舞台に触れれば触れるほど、食わず嫌いしていた自分はバカだなぁ。。と思うばかり。
そして今日、また一つ、劇団☆新感線の素晴らしい作品に出会うことができた。

今回、ゲキシネという舞台の劇場版を観るのも初めて。
とにかく、すごかった。
WOWOWとかNHKの芸術劇場とか、いわゆる劇場中継というのとは全く違っていて、スクリーンで観るために新しい一つの作品に仕上げたという、そんな感じのもの。
舞台で感じられる生の臨場感はもしかしたらスクリーンでは感じ取れないかもしれないけど、その分、役者のアップや効果的な編集で役者の演技を思いっきり堪能でき、ストーリーに深く入り込ませてくれる。
ただの劇場版ではないのだ。
まるでゲキシネ用に1本別撮りしたんじゃないかと思えるくらい、素晴らしく役者の表情を捉えている。
違うんだよね?通常の公演にカメラ入れて撮ったものを編集して作り上げたんだよね?
すごいな・・これやろうと考えた人、すごいな。
そして、それを見事にやってしまう人も、すごいよな。

ゲキシネ自体に感動したけど、これまた内容にもものすごく感動した。

-------------

土門(上川隆也)は、学友である空麿(粟根まこと)、浮名(山内圭哉)らの裏切りに合って、親友の調部を亡くし無実の罪で10年も監獄島に投獄されていた。
この10年の間に膨らむ空麿や浮名への恨み。
そこへ、牢から抜け出る手助けをしてくれる一人の男が現れた。
不敵な笑みを放つ彼を土門はサジ(堺雅人)と名付けた。
サジの持っていた刀に写る自分の姿を見て驚く土門。
月日が、彼の髪色を真っ白に変えてしまっていたのだ。
その時土門はひたすら復讐を誓うのだった。
1年後、鳳来国では空麿や浮名は大王の側近として権力をふるっていた。
そして、土門もまた鳳来国へと戻り、飛頭蛮と名乗って空麿たちへの復讐の機会を狙っていた。
そんな時に思いがけず再会した美古都(稲森いずみ)。彼女と土門は将来を約束した仲であった。
だが、美古都はすでに大王の妃となっていた。
渦巻く陰謀が、次第に土門と美古都を敵対関係へと導いていく。。いつしか、美古都にも復讐の刃が向けられていくのだった。

土門の復讐は・・
土門と美古都の運命は・・
そして、謎の人物サジとは・・


権力への欲が人を変え国を滅ぼしていく醜さや虚しさは観ていて胸が痛くなった。
新感線の舞台って、もっと笑いに溢れているのかと思っていたのだけど、そうでもないんですねー。
完全なる人間ドラマ。もちろん蛮幽鬼でも笑いどころはあったけど、全体的に緊張感あふれる舞台でそれに引き込まれました。
特に上川さん演じる土門が凄い迫力で素晴らしかったー。
それと対照的な柔和なイメージを持ちつつも心の奥底に冷たさを持つ堺雅人演じるサジも異様な雰囲気を放っていました。

印象的だったのは、殺陣。
もぉ、素晴らしい!ワンダフル、ビューティフル、めっちゃキレイ。
特にすばらしいのは早乙女太一くん。美古都の護衛を務める刀衣という役。
最初の登場は結構時間が経ってからで、後姿で登場。
迷いもなく女性かと思っていたら、美しく舞い始めて顔が見えた時、まず、太一くんだったか!と驚き、その美しさにため息が出た。
そんな彼が美古都を守るために戦う時の殺陣は美しさと迫力でそれはもう、すごかった。
特に、上川、堺、早乙女の3人でのクライマックスでの殺陣は名シーン。
涙が出ましたよ。
殺陣や銃撃シーンって、血を見たりと結構観るにはツラいシーンだと思うのですが、音楽や演出で感動シーンへと変身できるんですよね。まさに蛮幽鬼の殺陣はそういうシーンでした。
涙出るんです。
その効果を担っていたひとつの音楽もとっても胸に染み込む優しい音楽で感動的でした。

私は稲盛いずみさん演じる美古都にも心惹かれました。
男性の力強さが溢れる舞台の中で、女の弱いところと強いところを併せ持つ美古都の凛とした美しさが際立っていましたね。
そして、その美古都が嫁いだ大王・・これは”だいおう”とは読まずに”おおきみ”と読むのですが、この大王のキャラが良くて・・。よくあるストーリーだと、人を人とも見ない&妻を妻とも思わない冷酷な人なんだろーなーとか思っていたんだけど、全然違って、優しく美古都を愛しているんですよね。あまり出番はないのだけれど、そこがすごく良くて素敵な大王だなー、誰が演じているんだろう?と思っていたら、サイペでキザーラ伯爵を演じたあの右近さんでした。
右近さんはシャウト以外も素敵だったです(^^)

ストーリーのカギを握る美古都の父惜春役の千葉哲也さんも渋い味出してましたねー。
獄中で知り合い、鳳来国まで土門と一緒に付いてきたペナンを演じた高田聖子さんも素晴らしかった!彼女の終盤では涙でしたー。

最後の展開は本当に涙涙。
エンドロールに流れたカーテンコールの笑顔のキャスト陣を見て再び涙しながら、これ実際に舞台で観ていたらどうなっていたんだろう・・と思ったりしました。
きっと、1回じゃ終われなかっただろうな・・。


ゲキシネ「蛮幽鬼」公式サイト


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 2012_10_27


Comments

おはようございます 

蛮幽鬼!
レパートリー上映をご覧になったのですね。
私は本公演に事情で行けなかったので、ゲキシネの公開時に行きました。
(今回の上映はどこも遠すぎて行けません…残念…)

公開時、休憩時と終了時に何かに憑かれたように、ふらぁ~、っと
ロビーに出てきていたのを覚えています。
もう、ライブ感や、画の美しさが…。
そして何より、登場人物みんながいとおしくて、かなしくて。

一番好きなシーンはサジと大王の、寝所のシーンです。
ほんの一瞬の邂逅にも関わらず、お互い相手のことを
よくわかってしまう2人のやりとりと、その結末が、
何とも言えませんでした。

ゲキシネ用に、劇場には十数台のカメラが入るそうです。
実際の撮影までに、どのカメラがどこでどのように撮るのか、
までしっかり決めているのだろうな、と思うと、
その仕事の凄さに、ちょっとおののきます。
今回この記事を拝見して、また『蛮幽鬼』のDVDを見たくなり、
そして『サイケデリック・ペイン』のDVDが楽しみになりました。

長文失礼しました。
そら  URL   2012-10-28 07:58  

そらさーーーん! 

こんにちは(^^)
ああ~~そうなんです、あの大王とサジのシーン、あれで大王は本当の善の人なんだって思いました。名シーンの一つですよね。
ほんとに・・ゲキシネに圧倒されました。
一つの素晴らしいエンタメジャンル確立しちゃってますね。
サイペの時も、やっぱり10台以上のカメラがあったと聞いてます。
本当に、本当に、楽しみですねv-354
ねこ  URL   2012-10-29 00:22  

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■8月/『サイケデリック・ペイン』@池袋サンシャイン劇場
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■4月/ジェネレーションギャップ『思い出すのはマリの事』@シアターグリーンBASE THEATER
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■1月/『パレード』@天王洲銀河劇場

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